「あの~…、今日勇気は来てませんか…?」 私は遠慮がちに問う。 おじさん達はちょっと怪訝そうな顔をした。シルクハットが帽子を取り、改まって話し始める… 「実はな、姉ちゃん勇気は…、」 カランカラン… シルクハットが喋り出そうとしたとき、店のドアが勢いよく開いた…。 「勇気…!」 ハゲチャビンが叫ぶ。 みんな一斉に後ろを振り返った…。 「勇気…。」 久しぶりに目にする彼は、以前より痩せたような感じがあった。 「奈美…」 そうワタシに呼び掛けた彼はやはりどことなく疲れていた…。