学校が終わるとすぐ、私は勇気に電話をした。
長いコール音の末、彼は出た。
「もしもし…、」
受話器の向こうで、寝惚けたような彼の声が聞こえた…
つい昨日会ったばかりなのに、すごく久しぶりにこの声を聞いたようで…
恋しくて
嬉しい気分になるのだ…。
「あの…、ちょっと話したいんだけど、今日とか時間ある…?」
心なしか…
緊張してた。
一晩過ごした仲だっていうのに…
(←もちろん何もないけど…。)
「ごめん…、今日は塾だから…」
ん…?
勇気…、元気ない…?
「そうなんだ…。あっ、じゃあいつがいい?」
私は努めて明るく聞いてみた。
「うん…、ちょっと今分からないんだ…。本当にごめん…。」
さっきより
元気なくなってる…
一体どうしちゃったの
勇気………………。

