15のとき


学校が終わるとすぐ、私は勇気に電話をした。

長いコール音の末、彼は出た。

「もしもし…、」


受話器の向こうで、寝惚けたような彼の声が聞こえた…


つい昨日会ったばかりなのに、すごく久しぶりにこの声を聞いたようで…


恋しくて

嬉しい気分になるのだ…。


「あの…、ちょっと話したいんだけど、今日とか時間ある…?」



心なしか…

緊張してた。

一晩過ごした仲だっていうのに…
(←もちろん何もないけど…。)



「ごめん…、今日は塾だから…」


ん…?


勇気…、元気ない…?


「そうなんだ…。あっ、じゃあいつがいい?」


私は努めて明るく聞いてみた。


「うん…、ちょっと今分からないんだ…。本当にごめん…。」



さっきより

元気なくなってる…



一体どうしちゃったの

勇気………………。