15のとき

―母の見解―

「そうだったのね。奈美がその男の子と歌をやってたなんて、お母さん驚きよ。」


母は娘の告白に嬉しそうだった。


だが少しして顔の表情は真剣なものになった。


「でもね、奈美…。はっきり言ってお母さん…、プロになるのは止めたほうがいいと思うわよ。」


母は娘を傷つけないように、言葉を選びながらゆっくりと喋った。


「どうして…?勇気はすごい才能があるのよ。大手プロからの誘いもすごいし…。」


私も 興奮しすぎないように気をつけた…。



「そうね。たぶん勇気君は音楽に優れた才能を持っているんだと思うわ。だけど…、」