「だけど、遅刻しちゃって…。そしたらお母さん私なんて産まなきゃ良かった…って…。」 言ってて また泣けてきた。 ヤバ… これ以上喋ったら、涙が止まらなくなりそうだった。 「ごめん…、そういう…ことで…、今夜は…家に…帰れないの…。」 かすれかすれに言った…。 勇気は黙ったまま 空を見上げていた…。 フーっと息をつき 彼は私を抱き締めた…