私がモシモジしていると、勇気はステージから降りてきた…。 「大丈夫だよ…。俺が一緒に歌うから。」 「でも…。」 「大丈夫…。」 勇気は優しい目で私を包んでくれる…。 そんな目で見つめられたら… わたし… 「行こう!」 彼は真っ直ぐ手を差しのばす。 私は不安な心でオドオドしながも、その手を取った。