15のとき

「桜木勇気ってご存知ですか…?」



「おぉ!知ってるも何もここじゃ奴はスターだよぉ。なぁみんな!」


おっちゃんのテンションが一気に上がった。

「そんなにすごいんですか?彼…。」



するとおっちゃんは「知らねぇの?」という顔で、目を真ん丸にして話しだした。




「すごいなんてもんじゃねえな。アイツは天才だよ。俺はいつプロになってもおかしかねぇと思ってる。」



腕組みをして
ウンウンと自分に相槌を打ちながら話すおっちゃん…。





「でもさぁ、アイツも大変だよな。親がご立派すぎるからよぉ。」



仲間のもう一人、頭のはげかかったおじさんもお喋りに加わってきた。