15のとき

彼女と自転車が離れ離れになったかと思うと…



彼女の体は


高く宙を舞っていた…。





あっという間のできごとに



彼は事実を受け入れるまで、しばらく頭がぼーっとしていたらしい…。




「僕のせいなんだ…。僕が彼女を呼ばなければ…、助かったんだ…。」



勇気は未だに、罪悪感を自分で背負いこんで苦しんでいた…。





私は



そっと彼の肩に手を置き、


「あなたのせいじゃないよ…。仕方なかったんだよ。運命が悪いだけ……。
そんなに自分を責めないで。」




彼は今でも、汚れないままの真っ直ぐな心で彼女だけを愛しているのだ。





その姿にいたたまれなくなったワタシのホホにも…




涙がつたっていた。