自由帝の笑顔の嘆き

ロキは周りを見渡す。
…良し、誰も居ない。

門番も酒に酔って爆睡している。
ロキはこっそりと城を出た。

さてどっちに行くか。
ロキは周りを見渡す。
右の道と左の道があり、右は住宅街、店等が沢山ある。

左には鍛冶屋、工場等の建物が沢山建っている。

ロキはいつも右に行くので初めて左に曲がることにした。

既に工場等は静まりかえっているが、城からは見れない色々な建物が見れるのが楽しかった。

たまに擦れ違う人も居るが、暗いのが幸いしてかロキの存在に気付く者は居なかった。

ふと、ロキは明かりが付いてる建物があるのに気付く。
どうやら酒宿みたいだ

…パイあるかな…。
ロキは帽子を深く被り直すと店に入ろうとした。