自由帝の笑顔の嘆き

「安心してください。ニーズが来ただけです。直ぐに追い払います」

兵士が答える。
確かに外では戦ってる音が聞こえる。

「ねぇ、大丈夫なの?」
「安心を。我々は訓練された兵士です。ニーズと戦闘経験もあり…」
「…っく!援護!援護!」

ドアの外から叫び声が聞こえる。

「みなさん、ドアから出ないように」

兵士はそう言うとドアの外に出ていった。

「大丈夫かしら?」
「全く、困ったな…」

ロキは黙ってドアの前に行く。

「おい、君。何をするつもりだい?」

ロキは黙ってドアを開けると外に出ていく。