―え?
1年?
同い年・・・・・・・!?
「えぇえー!!!??あなた1年生!!?」
あたしはビックリしすぎて大声を出してしまい、男の子があたしから顔を離した。
「うるせー」
「あっ、ごめんなさい・・・・・で、でもほんとに1年生・・・なの!?」
あたしはこんなに驚いてるのに、男の子は普通に答えた。
「そ。俺は1年E組の天城陸(アマギリク)。」
「天城・・・・りく」
そんな人いたっけとあたしは考え込んだ。
「・・・・・・・お前もしかして俺の事知らねぇの?」
男の子が驚いた、と言うように目を見開いた。
「・・・・・ごめんなさい・・・・」
知らなかったよ・・・・・・
こんな人いたんだぁ・・・・
「・・・・ふーん。俺結構有名なんだけど?」
「だ、だってあたし、A組だし・・・・・E組と一番離れてるし・・・・・」
あたしはなんとか言い訳を作り、下を向いた。
