「 そうかな?俺は紗綾ちゃんが 地味だなんて思わないけどな 」 「 え‥ 」 「 ってか見た目なんて 別に地味でもよくない? 」 なに、を言ってるの? 「 大事なのは中身、ここでしょ 」 そう言った春原くんは、 自分の胸をたたいた。 「 紗綾ちゃんは、自分のことが嫌い? 」 「 だ、大嫌い 」 「 そこだよ、自分のこと好きじゃないで 誰が自分のことを好きになってくれるの? 」 さっきまで 心にかけられていた鎖が 外れた気がした。