「 ありがと‥ 」 しかもさ、これ見てよ。 そう言って春原くんは 一枚の紙をひらひらさせた。 「 俺たち同じクラスだしね! 」 「 う、そ‥ 」 「 運命だったりしてね? 」 「 そ、そんな! 」 一瞬にして、 彼の一言だけで、 わたしの顔は真っ赤になった。 「 なーんて、じょーだん 」 春原くんは舌を出して笑った。