『ふんっ、かんしゃしろよな!!』

『ぴんくのかんむりだあ…っ』

頭には折り紙で作られたぴんくの冠がテープで引っ付いていた。

叩いたのはそのため…?

『おれたちのたんじょーびだからな☆』

『うー、ゆうくんごめんねぇ…。』

『なにが????』

『さお、心のなかで、ゆうくんきらいっていっちゃったあ…』

『…、やっぱかんむり返せよ!!!』

『いやぁー!!!』







うんうん、懐かしいなぁ…。

「咲和、こっち来い!」


「へ?そっちは草が…」

悠喜が呼んでいる方向には草がいっぱいな空き地だった。

「これ見ろよ、じゃーん!!」

「うわぁー…」