トクントクンと、心臓の音が伝わる。


ソファーに押し倒したトーコを上から見下ろし、俺はトーコの耳元で囁いた。


「冬休みの分……今、したい」


「え?」


トーコの承諾を得るまもなく、俺は触れるだけのキスをした。


「1日目」


離して、呟くと再び口づける。


「2日目」


また、そう呟いて離す。

「ちょ……ちょっと待って!冬休みの分キスするってこと?」


「そうだけど?」


俺は、起き上がろうとするトーコの両頬を手で覆いそれを阻止する。

そして、「3日目……」


呟いて、今度は深いキスを与えた。


トーコのくぐもった声が聞こえる。

舌を絡ませ、トーコの口内を俺で埋め尽くしていく。