「残念。久しぶりにおばさんと話したかったのにな」


二人きりだということにわざと緊張を見せないようにしているのか、トーコはわざと笑みをこぼした。


「……飯、食おうぜ。俺一人じゃ食えねぇよ」


グラスにジュースを注ぎながら呟く。


「うん。いっぱい食べる!」

「お前、大食いだもんな」

「水泳部は食べないと体力もたないのっ」


また、トーコをからかった。

あれ?俺、普通に話せてんじゃん。

トーコと二人で笑いあって、テレビ見て……こんなに楽しく過ごせてんじゃん。

だけどさ、一つ疑問が残る。

俺の中でつかえてる疑問、聞いても……いいか?