俺の帰宅は、いつも夜中だった。


叶さんちでしゃべったり、女んちでセックスしたり……何かと忙しい。


兄貴とはすれ違いで、なかなかクリスマスのことを話せないでいた。

どうせ、兄貴のことだ。

予定はなく、家族と過ごすのだろう。


そう思っていた。