「お前の兄貴が警察に説明しただろ?俺らの特徴。数ヶ月たって、俺ら三人はパクられた。ムショの中でよう、アイツらは風間って奴と出会った。こいつが悪でよう。薬を売りさばいて金にしている。この辺りの族の頭らしいが」
「それで、俺に報復をしにくると?」
「お前のせいでパクられちまったからなぁ。ヤクでイカレた野郎の考えることさ。ま、もっとも俺は、そんなもんには手を出さずに、真面目に人生過ごしてんだけどな」
そう言って、口元の端を吊り上げた叶に、俺は何も言えないまま。
「まぁ、そう心配すんな。薬で捕まるのも時間の問題だ。とりあえず、忠告だけはしといたからな」
そう、肩をポンと叩かれた俺に、叶は「またな」と呟き、去り際にくしゃりとした紙を俺の胸ポケットへと突っ込んだ。

