「え?いや……まぁ、男子校だから出会いがないからね。智也が紹介してくれるなら、紹介してもらいたいけど」


「俺はヤダよ。お前と兄弟になんの」


俺の言葉に安司は反論しながら、俺に近づいてきた。


「つぐみちゃんとやる、やらないの問題じゃなくって、俺はその友達を紹介してもらうっつー魂胆であって」



「安司……興奮したらヤバいでしょ。どうすんの?いつも」



「どうすんのって?」


「セックス」



面と向かって顔が近かったからか、俺は視線を胸へと移し、人差し指で安司の胸もとに触れた。



「どうもしないよ。俺の心臓、そんなヤワじゃないし。体育だってできるし」