私は帰るどころか、その場に腰をおろす。 警察に連絡するなんて、混乱した私には考えつかなかった。 恐怖で震える体を、両手で包む。 ただ、月を見上げ祈った。 どうか、何もありませんように。 また、明日も笑って学校に行けますようにって。