こんなにも、幸せでいいのだろうか。


いや、トーコの気持ちはまだ明らかになっていないが、少しは俺にも希望があると思っていいのか?


わからない。


多分。


どうだろう。


もし、トーコの心の中に少しでも俺がいるとするならば、この世界のどんな不幸を背負ってもいい。


それほどまでに、俺は久々に温かな気持ちになれたのだ。