リエさんは俺に軽く口づけると、胸に顔を埋める。

頬を紅潮させながら、呟いた小ぶりな唇が、俺の心を惑わせていく。

「今日は…最後までシてよね」


「リエさん……でも、俺……」


俺は戸惑いがちな態度を取りながらも、俺自身の胸に顔を埋めるリエさんを見下ろした。