MinuteS Game

朝ヶ丘駅で逃げるように降りた亮介は、いつものように改札へ向かったが

「山中君。久々~」

懐かしい声が聞こえた。

「安西さん、久しぶり。」

安西さんは小中と同じだった。

チビで子供っぽい子。

「まだ昼だし、そっちもテストだったの?」

「この一週間はテスト、テスト、テスト…今日も死んだし」


「山中君、頭いいでしょ?大丈夫だよ。」

「まぁそうなんだけどさ。」

「認めんな!!」

ペシッと頭を叩かれる。