呪文を唱えると、おぼろげなイメージが
脳内に流れ込んできた。
霧が深くてよく見えないけれど、
この感じだと、・・・・・・・西、かな。
























「たぶん、ここから西に行けば良い。
 ・・・・・そうだな、方位磁石の代わりに、
 ・・・・・・・・・・・我を導け。
 ライトシャイン。」



ふうん、少々嫌な予感がするが、
確かに、左へ進めば良い、と教えてくれている。


























「瑠花、西へ行くぞ。
 微かだが、アメジストの魔力を感じる。
 俺達の求めるべき最初の宝石が、
 そこにあるんだと思う。」



「・・・・・・・・・うん、分かった。
 それじゃあ、行こうか。」