「この子の名前は、フィリア。
 大切な、僕のパートナーだよ。
 フィリア、玲は初めてだから、
 ちょっと挨拶してあげて?」



すると、その精霊は反応を示した。






















「こんばんは。
 私は、フィリア。
 彼のパートナーよ。
 私は、月の中でしか存在できないから、
 ある意味あなたとお仲間かもね。
 それじゃあ、・・・・・よろしくね。」


そう言って、フィリアは、まるで霧のように
消えて行った。




























「瑠花、・・・・・・お前、精霊なんて持ってたのか。」



「魔力が微弱すぎるから、玲も気付かなかったんだね。
 僕は、彼女を召喚できるだけの力しか持ってない。
 だけど、彼女の魔力に呼応して、僕の魔力も高まる。
 だから、僕も、少しぐらいなら助けになれると思うんだ。」