何とも可愛らしい鬼さんがおられました。
・・・・・・・・いやいやいやいや、ちょっと待て。
何で、こんな所に・・・・。
・・・・・って、それどころじゃねえ。





















「まぁまぁ、大丈夫だよー。
 あなた綺麗だから、痛くはしないよ。
 魂取られた事にも気付かないくらい、
 綺麗に盗んであげる。」


そう言いながら、一歩ずつ近付いてくる鬼さん。
それと同時に、一歩ずつ下がる俺。
・・・・・・・何これ、何のバトルなの?



























いや、そういう問題じゃないだろ。
つうわけで、・・・・悪く思わないでくれ。





「どこか、魔物のいない静かな所へ飛べ。
 ・・・・・テレポート。」






次の瞬間、もう、俺の姿はそこにはなかった。