―体育館舞台裏―
「あ―次、体育かぁ」
あくびまじりに望みは呟いた。
「ど―でもいいから
さっさと着替えな?おいてくよ」
優子はもうあと下を
はき着替えるだけになっていた。
「早っ…んじゃ着替えよ」
「今日の内容、バレーだって」
「バレ―?って
あのクルクル回るやつ?」
「…………」
「優子?」
「フ…フフフ…フフフフフ…」
「ゆ…ゆ―…?」
「アッハハハハハハ!!
バッカじゃないの?
アハハハハ!バッ…バレ―って…
ハハハッ…バレ―ボ―ルの
…コ…トだ…よ…ハ…ハハハハ!!!」
あまりにも望の天然発言を
するから優子は爆笑した。」