「次の時間、何?」
と聞かれた泰地は
「体育!」
と言った。
「内容は?」
と聞くと、他の男子が
「野球だって」
「え―野球かよ…
サッカ―やりてぇのにぃ」
と泰地はへこんだ。
「まぁまぁ、いつかサッカ―やるだろ
つ―かお前、部活でやってんだろ―が」
「だってよ―
もの足んね―もん」
《こいつ、
エ―スだから仕方ね―か》