しかし、先を歩いていたはずなのに
望と優子は居なかった。
あいつら居ね―な。
ま、いいか
健人は席についた。
2人共通である、
歌番組の話しをしていたら、
望と優子が入ってきた。
それに気づいた泰地は2人に
「おはよ」と右手を挙げた。
それに応じて優子も右手を挙げ
挨拶をした。
が、望は軽く手を挙げただけで
何も言わなかった。
隣に座ろうとしながら
望は小さく挨拶をしてきた。
健人は少しひかえめな声の大きさで
「オウ」
と言った。