たばこのあじ 重ねた手を 貴方は今も覚えてる? ガラス越しの恋 だったのかもしれない 見えない壁がいつだって あたしたちを阻み あたしたちは二人 気づかぬふりを続けて もう無理だと そう小さく笑ったあの日の あなたの大人びた横顔に あたしはやっぱり まだ子供だ、と だって最初から わかりきっていたこと それでもかくして いつしかかくしたものは 消えてなくなると、 信じてやまずに さよなら 言葉に出せなかった 最後の口づけは やっぱりたばこの味がしたから 涙がとまらなかった、