仮面の男は俺の下に歩いてくると、錠剤の入った瓶を投げる。
「満月の日に飲ませろ」
「何?」
説明不足のまま、窓を割って飛び出ていった。
一体、ここに何をしに来たのか?
行動から見れば、俺を助けたのではなく、佳那美を止めにきたように見える。
「全く、無駄に窓ガラスを割りやがって」
ところどころが痛すぎる。
佳那美は先ほどの過激さはなくなっているようだ。
「本当、酷い事するね」
一番の元凶は佳那美だ。
腕を元に戻したが折れたままで、ゆっくりと俺に近づいてくる。
「お前、記憶は、あるのか?」
「あるよ」
「全く、痛えことすんじゃねえか」
「あは、自分でも止められないんだ」
佳那美は、軽口を叩くが額から汗が流れている。
腕の骨が折れている以上は、痛みに耐えるのにも必死だろう。
「あいつが何かしたのか?」
「口の中に何か入れてきて、それを飲んだら治ったよ。不思議だね」
「あの野郎、もっとちゃんと説明しろよ」
「まあ、いいじゃない。鷹威君も殺されなかったんだしさ」
「何だそりゃ、自分がやったっていう自覚ねえのかよ?」
「犬にかまれたと思ってさ、今日のところは水に流してよ」
佳那美の野郎、全部満月のせいにするつもりかよ。
都合が良すぎるだろ。
「く、そ」
痛みが増してくる。
「手ひどくやられたな」
佳那美以外の声が傍から聞こえてくる。
上から覗くのは楓だった。
「楓ー、早く手当てしてあげたほうがいいよー」
聞きなれないもう一つの声もする。
「満月の日に飲ませろ」
「何?」
説明不足のまま、窓を割って飛び出ていった。
一体、ここに何をしに来たのか?
行動から見れば、俺を助けたのではなく、佳那美を止めにきたように見える。
「全く、無駄に窓ガラスを割りやがって」
ところどころが痛すぎる。
佳那美は先ほどの過激さはなくなっているようだ。
「本当、酷い事するね」
一番の元凶は佳那美だ。
腕を元に戻したが折れたままで、ゆっくりと俺に近づいてくる。
「お前、記憶は、あるのか?」
「あるよ」
「全く、痛えことすんじゃねえか」
「あは、自分でも止められないんだ」
佳那美は、軽口を叩くが額から汗が流れている。
腕の骨が折れている以上は、痛みに耐えるのにも必死だろう。
「あいつが何かしたのか?」
「口の中に何か入れてきて、それを飲んだら治ったよ。不思議だね」
「あの野郎、もっとちゃんと説明しろよ」
「まあ、いいじゃない。鷹威君も殺されなかったんだしさ」
「何だそりゃ、自分がやったっていう自覚ねえのかよ?」
「犬にかまれたと思ってさ、今日のところは水に流してよ」
佳那美の野郎、全部満月のせいにするつもりかよ。
都合が良すぎるだろ。
「く、そ」
痛みが増してくる。
「手ひどくやられたな」
佳那美以外の声が傍から聞こえてくる。
上から覗くのは楓だった。
「楓ー、早く手当てしてあげたほうがいいよー」
聞きなれないもう一つの声もする。

