歩きながらやり取りをしていると、乾の登校している姿を見かける。
相変わらず、仕込み杖のようなポン刀を片手に今時のリュックを下げて、深く帽子を被っている。
誰かと登校している様子はない。
四天王とはいえ人間だ。
友達がいてもおかしくはないが、一人でいることを好むのだろうか。
乾のイメージからして、誰かが近寄る事はないとは思う。
「よ、先輩」
俺が挨拶をすると、帽子の奥の鋭い瞳がこちらに向いた。
「何か用か?」
ツンケンした態度を取っている。
「挨拶は基本だろ」
「そうだな、おはよう」
寝不足なのか、口数がひどく少ない。
元より、口数が多いほうではないとは思っているのだがな。
「朝はもっと元気にしたらどないなんや」
刹那は上下関係以前に、人間同士の付き合い方を少しは学んだほうがいいような気がする。
乾は刹那を一瞥する。
「確か、鷹威刹那だったな」
「なんや、ボクの名前しっとるんか」
「少しは気を静めろ。要らぬ物の怪が寄ってくる」
「はあ?どういう意味や」
「鷹威、お前がよく見ておけ。こちら側に来たのならな」
乾はリュックをかけなおし、校内へと歩いていった。
「こちら側、か」
俺が覚醒したという事にすでに気づいているのか。
しかし、乾の奴、妖刀の件は片付いたのだろうか。
未だに見つかっていないというのなら、結構危ない話なんだがな。
相変わらず、仕込み杖のようなポン刀を片手に今時のリュックを下げて、深く帽子を被っている。
誰かと登校している様子はない。
四天王とはいえ人間だ。
友達がいてもおかしくはないが、一人でいることを好むのだろうか。
乾のイメージからして、誰かが近寄る事はないとは思う。
「よ、先輩」
俺が挨拶をすると、帽子の奥の鋭い瞳がこちらに向いた。
「何か用か?」
ツンケンした態度を取っている。
「挨拶は基本だろ」
「そうだな、おはよう」
寝不足なのか、口数がひどく少ない。
元より、口数が多いほうではないとは思っているのだがな。
「朝はもっと元気にしたらどないなんや」
刹那は上下関係以前に、人間同士の付き合い方を少しは学んだほうがいいような気がする。
乾は刹那を一瞥する。
「確か、鷹威刹那だったな」
「なんや、ボクの名前しっとるんか」
「少しは気を静めろ。要らぬ物の怪が寄ってくる」
「はあ?どういう意味や」
「鷹威、お前がよく見ておけ。こちら側に来たのならな」
乾はリュックをかけなおし、校内へと歩いていった。
「こちら側、か」
俺が覚醒したという事にすでに気づいているのか。
しかし、乾の奴、妖刀の件は片付いたのだろうか。
未だに見つかっていないというのなら、結構危ない話なんだがな。

