その様子を心配した、乃亜と玄魔は牙狼の元へと寄る。
ティーナさんもチャンスとばかりに瞬時に俺と刹那の元へと寄った。
「恭耶君、傷を治すよー」
「力を使っちゃ駄目だ」
ティーナさんは首を横に振った。
「ここからじゃ、片腕の治療を施すには時間がかかりすぎるよー」
「楓も何とかいってくれ」
遠くに居る楓は何も言わない。
「どうしたんだよ」
「まさか本当に覚醒させるとは思っていなかったのだがね」
信用されてないようだ。
「まあ、腕を軽くくっつけるくらいの時間なら些細な問題だ」
楓はティーナさんに腕を放り投げた。
その間に、ボディーガード二人は牙狼に下がるように促していた。
牙狼自身はまだやる気ではあるようだが、やむなく下がる事に決断したらしい。
「皆木さん、君に対しての気持ちがなくなるわけじゃない。また迎えにこよう」
「次は少しくらい譲歩する気持ちを持ってほしいものだがね」
牙狼とお付は背中を向けて去っていった。
ティーナさんは軽く治癒の力を使い、俺の腕はくっついた。
刹那は気を失っている。
俺を助けるために無理が祟ったようだ。
「刹那」
「しばらくは安静にするしかないよー」
ティーナさんはそっと刹那を抱きかかえて、部屋の奥へと連れて行く。
「あのー、私も助けて欲しいんだけどー」
庭で寝そべっている佳奈子さんは、見事なまでに放置プレイとなっていた。
ティーナさんもチャンスとばかりに瞬時に俺と刹那の元へと寄った。
「恭耶君、傷を治すよー」
「力を使っちゃ駄目だ」
ティーナさんは首を横に振った。
「ここからじゃ、片腕の治療を施すには時間がかかりすぎるよー」
「楓も何とかいってくれ」
遠くに居る楓は何も言わない。
「どうしたんだよ」
「まさか本当に覚醒させるとは思っていなかったのだがね」
信用されてないようだ。
「まあ、腕を軽くくっつけるくらいの時間なら些細な問題だ」
楓はティーナさんに腕を放り投げた。
その間に、ボディーガード二人は牙狼に下がるように促していた。
牙狼自身はまだやる気ではあるようだが、やむなく下がる事に決断したらしい。
「皆木さん、君に対しての気持ちがなくなるわけじゃない。また迎えにこよう」
「次は少しくらい譲歩する気持ちを持ってほしいものだがね」
牙狼とお付は背中を向けて去っていった。
ティーナさんは軽く治癒の力を使い、俺の腕はくっついた。
刹那は気を失っている。
俺を助けるために無理が祟ったようだ。
「刹那」
「しばらくは安静にするしかないよー」
ティーナさんはそっと刹那を抱きかかえて、部屋の奥へと連れて行く。
「あのー、私も助けて欲しいんだけどー」
庭で寝そべっている佳奈子さんは、見事なまでに放置プレイとなっていた。

