「んん!」
刹那の瞳が大きく見開く。
俺は刹那の血液を体内に送り込んだ。
牙狼はあきれたように見ている。
唇を離すと、糸を引いていた。
「へへ、鉄の味がするぜ」
「こんなときに何するんや」
刹那が息も絶え絶えになりながらも、ボディーを入れる。
しかし、力が入っていなかった。
「間違いだったのか?」
二秒ほどで、自分の中が熱くなる。
血液が煮えたぎるような感覚が自分に襲いかかる。
「ふう、ふう」
状況に耐えていると、牙狼が様子に気づいたらしく俺にめがけて拳を振り下ろそうとする。
腕の振りが見える。
それを残った片腕で受け止める。
「覚醒ってのかはわからねえが、体のだるさが取れてきたぜ」
刹那から離れ、俺は拳を受け止めたまま立ち上がる。
「まったくよ、慰謝料を請求してやろうか」
牙狼が蹴りを放つ。
「巌鋼体」
首に決まるが、ダメージはさほどない。
「痛いからよ、さっさと決めるぜ!」
片腕を奥に引き、全身の回転を加えた突きを放った。
「刃雷拳!」
回避されたものの、突きから発生した雷の刃により牙狼は傷を負い、後方へと下がらせた。
刹那の瞳が大きく見開く。
俺は刹那の血液を体内に送り込んだ。
牙狼はあきれたように見ている。
唇を離すと、糸を引いていた。
「へへ、鉄の味がするぜ」
「こんなときに何するんや」
刹那が息も絶え絶えになりながらも、ボディーを入れる。
しかし、力が入っていなかった。
「間違いだったのか?」
二秒ほどで、自分の中が熱くなる。
血液が煮えたぎるような感覚が自分に襲いかかる。
「ふう、ふう」
状況に耐えていると、牙狼が様子に気づいたらしく俺にめがけて拳を振り下ろそうとする。
腕の振りが見える。
それを残った片腕で受け止める。
「覚醒ってのかはわからねえが、体のだるさが取れてきたぜ」
刹那から離れ、俺は拳を受け止めたまま立ち上がる。
「まったくよ、慰謝料を請求してやろうか」
牙狼が蹴りを放つ。
「巌鋼体」
首に決まるが、ダメージはさほどない。
「痛いからよ、さっさと決めるぜ!」
片腕を奥に引き、全身の回転を加えた突きを放った。
「刃雷拳!」
回避されたものの、突きから発生した雷の刃により牙狼は傷を負い、後方へと下がらせた。

