「うご!」
ドスンと音が鳴らんばかりのプレスが全身に襲い掛かる。
あまりに唐突だったので、何が起こったのかはわからない。
「な、なんだあ?」
頭を振りながらも、自分の意識を覚醒させた。
朝の日差しが、カーテン越しに差し込んでいる。
上に乗っているのは刹那だ。
「恭耶、おはよう」
「お前はな、自分の部屋には勝手に入るなと言うわりには、俺の部屋には入ってくるんだな」
「ええやんええやん。ボクらって、そういう上下関係が築かれてるやろ」
「いつから、そんな主従関係があるんだよ!重いからどけ!」
「はあ?誰が重いやて?」
再び空中に飛び上がると、落下エルボーが内臓に響きわたる。
「ごはあ!」
「せっかく起こしにきたったのに、何や、その言い方」
何度も跳ねながら俺を痛めつける。
「ちょっと待て。お前が早く起きたのはたまたまだろ!?いつもはもっとぐっすり寝てる時間じゃねえかよ!」
重いというのは言葉のあやだ。
実際は軽いのだが、朝っぱらからぼろぼろにされれば誰だって言いたくもなる。
しかし、刹那が早起きするというのは珍しい。
世界が破滅するのではないかと思うくらいにだ。
無邪気にはしゃぐ子供に、お仕置きでもしてやろうか。
俺は落ちてきたところを、抱きしめる。
「な、何するんや?」
「お前がいつまでもやめないからだろ」
ドスンと音が鳴らんばかりのプレスが全身に襲い掛かる。
あまりに唐突だったので、何が起こったのかはわからない。
「な、なんだあ?」
頭を振りながらも、自分の意識を覚醒させた。
朝の日差しが、カーテン越しに差し込んでいる。
上に乗っているのは刹那だ。
「恭耶、おはよう」
「お前はな、自分の部屋には勝手に入るなと言うわりには、俺の部屋には入ってくるんだな」
「ええやんええやん。ボクらって、そういう上下関係が築かれてるやろ」
「いつから、そんな主従関係があるんだよ!重いからどけ!」
「はあ?誰が重いやて?」
再び空中に飛び上がると、落下エルボーが内臓に響きわたる。
「ごはあ!」
「せっかく起こしにきたったのに、何や、その言い方」
何度も跳ねながら俺を痛めつける。
「ちょっと待て。お前が早く起きたのはたまたまだろ!?いつもはもっとぐっすり寝てる時間じゃねえかよ!」
重いというのは言葉のあやだ。
実際は軽いのだが、朝っぱらからぼろぼろにされれば誰だって言いたくもなる。
しかし、刹那が早起きするというのは珍しい。
世界が破滅するのではないかと思うくらいにだ。
無邪気にはしゃぐ子供に、お仕置きでもしてやろうか。
俺は落ちてきたところを、抱きしめる。
「な、何するんや?」
「お前がいつまでもやめないからだろ」

