「何があったんだよ?」
他の奴らに邪魔されない場所である、屋上の隅っこを選ぶ。
「あいつら、後輩の女いじめとったんや」
「後輩って、お前の知り合いか?」
「知らん」
こいつは俺と似ている部分があると思う。
やたらと首を突っ込みたがるんだよな。
それが、曲がった事であるならば、尚更である。
「お前のやった事は間違えではないわな」
「そうやろ」
「間違えではないけど、正しくもねえよ」
「そんな事ないわ!」
意固地になるのも分からないでもないが、刹那は後の事を考えてない。
「お前のやった事はさ、一時的の処置でしかないんだよ」
「ふん」
「自分が正しい事やって否定されるのは気分が悪くなるだろうが、ちゃんと話を聞け。後輩が自分自身で問題の根底を解決しない限りは、いじめが続く可能性がある」
「あいつらの性根を叩きなおすくらい痛めつけたんやで?」
「それはお前に対しては何もしない可能性が増えたってだけで、その後輩は何も出来ない状態のままだろ?お前がいない場所で後輩が同じ事を繰り返された時に、お前はどうしようもないわけだ」
そして、一番厄介な事もある。
「そして、別の可能性でいうなれば、お前に矛先が向くという事だ」
「そうなったら、またやるだけや」
「刹那、お前が正しい事をした分だけ、お前に降りかかる火の粉の量は増えるんだ」
他の奴らに邪魔されない場所である、屋上の隅っこを選ぶ。
「あいつら、後輩の女いじめとったんや」
「後輩って、お前の知り合いか?」
「知らん」
こいつは俺と似ている部分があると思う。
やたらと首を突っ込みたがるんだよな。
それが、曲がった事であるならば、尚更である。
「お前のやった事は間違えではないわな」
「そうやろ」
「間違えではないけど、正しくもねえよ」
「そんな事ないわ!」
意固地になるのも分からないでもないが、刹那は後の事を考えてない。
「お前のやった事はさ、一時的の処置でしかないんだよ」
「ふん」
「自分が正しい事やって否定されるのは気分が悪くなるだろうが、ちゃんと話を聞け。後輩が自分自身で問題の根底を解決しない限りは、いじめが続く可能性がある」
「あいつらの性根を叩きなおすくらい痛めつけたんやで?」
「それはお前に対しては何もしない可能性が増えたってだけで、その後輩は何も出来ない状態のままだろ?お前がいない場所で後輩が同じ事を繰り返された時に、お前はどうしようもないわけだ」
そして、一番厄介な事もある。
「そして、別の可能性でいうなれば、お前に矛先が向くという事だ」
「そうなったら、またやるだけや」
「刹那、お前が正しい事をした分だけ、お前に降りかかる火の粉の量は増えるんだ」

