広間から距離が開いたが、迷った。
元より出口へ通ずる道など解らないわけで、迷うのも当たり前の話だ。
そして、今も女装のままだ。
中途半端に解くと逆に気持ち悪いだろう。
しかし、歩き続けているせいか、疲労の色が見える。
それに引き替え、ティーナさんは平気そうな顔で歩いている。
女性の前で格好悪いところは見せられないとはいえ、足がパンパンだ。
運動不足だったということか。
「同じような風景ばかりが続くな」
本当に出口が存在するのかわからない。
何かの罠にはまって、迷宮に陥ったのではないのか?
「そうだねー」
俺の手を握っている隣のティーナさんは笑顔で答えた。
「そうだねーって、このまま出れなかったらどうするんですか!」
「大丈夫だよー。焦らず行けば、きっと出口に辿り着けるよー」
全くもって、根拠がない。
ティーナさんの性格からすれば、多少の時間など気にならないのだろう。
「はあ」
下を向いて歩いていると、前にある何かに頭をぶつけた。
「いってえ、何なんだ?」
少しの事でも疲労に拍車をかける。
顔を上げると、大きな木の扉があった。
扉が開いている?
「恭耶君、痛くなかった?」
「少し痛かったかも」
「じゃあ、ちょっと待ってねー」
ティーナさんは俺の額に手を置いた。
しかし、咄嗟にティーナさんの手を取る。
「どうしたのー?」
「また力を使うつもりなんでしょ?」
「恭耶君痛そうだったしー」
「これくらいすぐに直ります。その力は命に関わるから、ちょっとの事での使用は避けて下さい」
ティーナさんの手を静かに下へと下ろした。
「心配させてごめんねー」
元より出口へ通ずる道など解らないわけで、迷うのも当たり前の話だ。
そして、今も女装のままだ。
中途半端に解くと逆に気持ち悪いだろう。
しかし、歩き続けているせいか、疲労の色が見える。
それに引き替え、ティーナさんは平気そうな顔で歩いている。
女性の前で格好悪いところは見せられないとはいえ、足がパンパンだ。
運動不足だったということか。
「同じような風景ばかりが続くな」
本当に出口が存在するのかわからない。
何かの罠にはまって、迷宮に陥ったのではないのか?
「そうだねー」
俺の手を握っている隣のティーナさんは笑顔で答えた。
「そうだねーって、このまま出れなかったらどうするんですか!」
「大丈夫だよー。焦らず行けば、きっと出口に辿り着けるよー」
全くもって、根拠がない。
ティーナさんの性格からすれば、多少の時間など気にならないのだろう。
「はあ」
下を向いて歩いていると、前にある何かに頭をぶつけた。
「いってえ、何なんだ?」
少しの事でも疲労に拍車をかける。
顔を上げると、大きな木の扉があった。
扉が開いている?
「恭耶君、痛くなかった?」
「少し痛かったかも」
「じゃあ、ちょっと待ってねー」
ティーナさんは俺の額に手を置いた。
しかし、咄嗟にティーナさんの手を取る。
「どうしたのー?」
「また力を使うつもりなんでしょ?」
「恭耶君痛そうだったしー」
「これくらいすぐに直ります。その力は命に関わるから、ちょっとの事での使用は避けて下さい」
ティーナさんの手を静かに下へと下ろした。
「心配させてごめんねー」

