遠く蒼き空





二匹の鳥が交差する









親鳥と小鳥が仲良く








空を仰ぐ








何時しか、親鳥は








堕ちて行く








深く悲しい地の底へと








親鳥は一筋の涙を流す








それは小鳥の瞳が








濁るのを防げはしなかった―――