「ホントさ、私は元から子が産める体質じゃない。 お前は拾い子だ。 雪塗れになっていた女が抱いてた子でね。 あまりにもその女が人間に似過ぎていて、お前が大きくなるまで気付かなかった。 魔物だったって事にね。 …そうそう、 その女が言ってた一言はね… 《この子を助けて》 だったかしら。」