第二章

「その瞳がまだ濁らぬ内」







澄んだ瞳を人は持って


産まれる









その瞳は水晶で

濁る事もあれば



さらに澄く事もある。








澄くのならいいが、







一度濁ったら




澄んだ瞳にそうは








戻らない―――