掟破りの王子様

それから何通かメールをして、4時に公園で会うことになった。

このあたりでお祭りがあるみたい。

服装は…

私服でいいよね。

「姫梨〜。お祭りでしょ?浴衣着て行ったら?」

「いーよお母さん。小さなお祭りみたいだし。」

実際私もお祭りがあるなんて知らなかった。

「それに私の浴衣、色さめちゃってるじゃん。」

「王梨の着ればいいじゃない。ねぇ?」

話を振られた王梨ちゃんは読んでいた本を閉じた。