掟破りの王子様

もうこの瞬間から、今までが嘘なんじゃないかと錯覚するくらい、

どうしようもなく、
いつも通りの王梨ちゃんだった。

そして、学校が見えると思い出す、昨日の夕方。

…そうだ、私、もう理一くんの彼女じゃないんだ。

急に肩がずしりと重くなったような気がした。