「・・やっぱ、帰らないで。」


あたし、幻聴聞こえた。

帰らないでって聞こえた。


あたし、どんだけ妄想してんだよ…



「そ、そうですよね!やっぱ帰ります!……えっ!?」

ん…?


「今…なんていいました?」

「帰るなって言った。」


「…え?」

「体調、治してほしいけど、今はちょっと離れたくない。」


「…////////」

「ごめん、今、こうしてたい。」


こう…んっ!?///

今、あたし先輩の腕の中に居る。


これは現実?

熱で頭がくらくらしてるから、
そんな風に感じるのかな?


「ごめん、惚れてる。」

「……はい!?」


思わず声が裏返ってしまう…

「惚れてる。歩美ちゃんのこと…好き。」


「…えぇええぇえええ!?」

「…いきなりすぎたよね。ごめんね!本当いきなり。」


「いやいやいやいやっ!先輩があたしのことなんて…ありえないですよ!」

「俺が好きって言ってんのにー」


「・・・・/////」

「あ、照れてる。かわいい。やっと気持ちいえた。」



「…やっと?」

「あ、あぁ、彼女のフリしてって言ったの、本当は彼女って言いたかったけどその時は、勇気なくってさ…」


「…え…信じられない…」

「だろーな…でも、今度は、彼女のフリとかじゃなくて、正式な彼女として付き合ってほしい。」



「…・?」

やばい…頭の中混乱しすぎ…


意味がわからなくなってきた。




私の記憶はここまでしかなかった…

気づいたら、ベットの上で寝ていた。


一体あれは何だったの?

夢…? 誰がここまで運んでくれたの…?



全く記憶がない…