一人の男児が入って来た。 「・・・・」 『・・・・』 無…無言…?? 「自己紹介お願いします」 先生がそう言うと、 その少年は ダルそうにため息を吐き その場で口を開く。 「笹原 夕陽。 汐河井中から来ました。」 それだけ言って 夕陽となのる少年は 私の隣に座った。