「うっせー。別に帰れるし…」
濁らせて言う姿が少し可笑しかった。
『しょーがないから、
一緒に帰ってあげるよ。』
得意げに言うと、
夕陽はまだかっこつけて
「別に帰れるし」とか言いいながらも
私の後についてきた。
『私の家の前通ればもう分かる?』
そう言った時だった。
公園に傘をさした男がいた。
「あれ、和人に似てるな」
夕陽が言った時には気付いていた。
…和人だ…。
私は走って
和人の方に向かおうとした時だった。
~♪♪♪~
電話の着信がなった。
電話は咲からだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…