朝は、

大粒の雨が

窓を

たたいている

音で起きた。





『やっぱり雨…か』






少しガッカリしたが

そこまで肩を

落とすほどではなかった。






和人からメールなし。




起きたのは

短い針が

10を回っていた。




『またカレーだよ。』


留守番すると独り言が多くなる。




一人で文句を言っていると、

ついに鍋の底が見えた。




『やばっ、夕飯買いにいかなきゃ』



そういったものの、

大雨の中行く気がしない。



少しの間

部屋で漫画をみる事にした。