「…つか… 俺も正門から帰った方が 家近いし…」 ガクッ 期待してた言葉と違って 私は小さな石ころに つまずいた。 『あそう…ですか…』 二人の間に沈黙。 駐輪場が見えた時だった。 駐輪場には……… 和人はいなかった。