プライム・レディ

 ニューヨークに到着し、ロビーから見慣れた車が目に映る。

「! これ……」

「彼らが預かっていてくれていた」

 指した方向には黒いセダンが駐まっていた。少女はその車にも見覚えがある。

 ガードたちの車だ。

「……」

 なんだか懐かしい……

 オレンジレッドのピックアップトラックを見つめて小さく笑みをこぼした。