プライム・レディ

 心にくすぶるものはあったが少女は一週間、父と楽しく過ごした。

「!」

 帰りの護衛のため訪れた彼に体を強ばらせる。

 車で飛行場まで向かい、ビジネスクラスに搭乗して飛行機が飛び立った今も2人の間に会話は無い。

「……」

 このまま別れてもいいの……?

 少女は心の中で何度も自分に問いかけた。