プライム・レディ

「よーし、動くなよ。動いたら躊躇無く撃つぜ。お利口さんだ」

 そのうちの1人が少女の方に近づきながら発してベリルの前に立ち、ニヤリと笑みを浮かべる。

「いいホテルだな」

「VIPだ」

「え……?」

「これが今回の仕事か?」

「慣れない事はするものじゃない」

「?」

 訳がわからない少女は2人の顔を交互に見つめた。

「キョトンとしてるぜ、説明してやれよ」

 苦笑いを浮かべ男をあごで示す。

「カーティスだ」

「あ! あの電話の?」

 初めから彼らを怪しいと感じていたベリルはカーティスに連絡していた。