プライム・レディ

「これでお解りか?」

「……っ」

 満足そうにニヤつく男にベリルは苦い表情を浮かべながらも鋭い視線を向ける。

「化け物め……」

 その瞳にゾクリとして奥歯を噛んだ。

 刹那──

「どっちがだ~?」

 どこからともなく声がして思わず周りを見回す。

「!?」

 気が付くと武装した男たちに囲まれていた。